不妊治療には、身体的な負担に加えて精神的にも大きな負担がかかります。それは治療結果はもちろんのこと、仕事との両立であったり、家族を含めた周りの方々の理解が得られないことなど、一人一人の境遇に応じてさまざまな悩みがあります。そんな悩みを少しでも軽くし、治療に集中し、それぞれにとって最善の治療を受けていただくことが最も重要であると考えています。私たちは、不妊当事者や医師の抱えている課題をデータやITを駆使して解決していきたいと思っています。
「ninpath」という不妊治療可視化アプリの開発・運営をしています。ninpathでは、治療データの記録や管理はもちろん、他の方の治療データを閲覧してご自身の治療方針の参考にしていただくことができます。また「ninpathケア」という機能を通じて、生殖心理カウンセラーや不妊カウンセラーによるオンラインカウンセリングの機会を提供しています。サービス運営の他、未来を創る人々や企業・自治体を包括的に支援するために、不妊治療をしている方に向けた企業のサポートの啓蒙活動等を行っています。不妊治療は「最後の手段」ではなく「自ら選ぶもの」であってほしいと考えています。未来を見据えて正しい行動を取れるようにするために、検査を受けて自分の状態を知り、ライフデザインをすることが必要です。そしてそれを実現するためには、就労先の企業や自治体の支援が必要不可欠です。不妊治療をしている方に向けた社会的な支援はまだまだ足りないことだらけで課題が多い現状を変えていくために様々な形でアプローチしていきます。
