ドリームリリース 4月1日はApril Dream

つくり手の世界とその世界で生きる人間を知るきっかけをつくる事

原田涼太

兵庫県

私は、撮影活動を行っている過程の中で、撮影のモチーフとして偶々、つくり手の方々の手に辿り着き、撮り続けていますが、私自身は当初は、その世界の事は全く興味も無く知りませんでした。撮影活動を通じて様々な世界で生きられている、つくり手の方々1人1人の人間の生命と向き合い続け、つくり手の方々1人1人の声に耳を傾け、お話をお伺いさせて頂く中で、少しずつ面白く感じるようになりました。そして、つくり手の方々の生きられている世界の事について、もっと近くで深く、沢山の世界で生きる人間の事を、現場にお伺いし、撮影を通じて身体と肌で感じて知り、その感じた全てを写真で残し、表現していきたいと感じるようになりました。活動を行なっていく過程の中で、私が過去そうであったように、つくり手の世界の事を知らないだけで、その世界の事を知ったら興味を持つ方も、もっと沢山いるはずで、そのような方にも写真を通じて何かきっかけを生み出していきたい。そんなふうに感じるようになりました。私の撮り続けている写真を見て頂けている沢山の方々からは、「原田さんの撮る写真は、他の方の撮る写真とは何か違って凄く感じるものがある」とおっしゃって頂けています。私の撮り続けている写真で、写真を見てくれた方々1人1人に、何かきっかけを生み出し、残すことが出来るのであれば、その写真の中に宿る力を信じてみたいと想い感じるようになり、写真を見て頂けた方が、写真から何か感じて頂けて、つくり手の世界やその世界で生きる人間がいる事を知り少しでも興味を持って頂けるきっかけをつくる事ができるのであれば、私にとって、これ以上の幸せに感じる事はありません。私は作家として撮影活動を続けている中で、「職人」の「手」をモチーフに撮り続けていますが、「職人」だけを撮り続け、追い求めていきたいとは感じていません。つくっているものが目の前にあるから、一般的には「職人」という肩書きがあって、そのように呼ばれていますが、その言葉1つだけで、敷居が高くなってしまい、私達は身を構えてしまいます。けれど、職人、つくり手として生きている方々も基を辿れば私達と変わらない同じ人間です。私は1人の人間として、その背景、生き様、目の前で生きる1人の人間と真正面から純粋にぶつかり、そこで生まれたスパークのようなもの、爆発、光る瞬間を追い続けていきたいし、これからも変わらず表現していきたいと考えております。

「LIFE STORY」というテーマの基、つくり手の「手」を中心に現場にある光のみで撮影し、現場で生きる1人の人間の生命と真っ直ぐに純粋な心で向き合い現場で感じた生命や魂、心を表現し、つくり手の世界とその世界で生きる人間を知るきっかけをつくる事を目的に活動をしております。

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