10代の頃から宇宙飛行士に憧れ、20代の頃には『宇宙旅行代理店をやりたい』という夢がありました。宇宙への想いが大きくなった1つのきっかけは、『不都合な真実』というドキュメンタリー映画でした。その中で、アメリカ元副大統領のアル・ゴア氏が宇宙に近い空間から地球を見た時に、青い地球ではなく、オゾン層が破壊され、砂漠が進行し、茶色くなりゆく地球を見て衝撃を受けたそうです。そして、戻ってきた年にすぐ、ISO関連の二酸化炭素排出量削減に着手したそうです。国・企業・法の意思決定権を持つ人が数多く宇宙旅行に行くことで『百聞は一見にしかず』な体験をすれば、地球環境を守る方面での法整備は劇的に進むと考えています。また、数年前にロシアからMIG戦闘機で成層圏へ行く体験をして、『国境は無い』ということを目の当たりにすることで、体感を伴って世界は一つだと認識するようになりました。その『百聞は一見にしかず』な体験をする人が増えれば、戦争は減るのではないかな、と思うのです。
経営する会社で宇宙サービス事業を行なっていて、宇宙旅行や宇宙葬、オリジナル小型人工衛星の提供に取り組んでいます。宇宙がもっと身近になって、飛行機での旅行と同じように、行き先が宇宙のあの星、なんてことになっているかもしれないと思うと楽しみでなりません。そして、宇宙から見る地球には国境が引かれていません。ひとつの星でしかないのです。青い地球が青いままでいるために、その目で地球を見てみることがどんなに衝撃的で感動的なことか体感する人が世界中に増えるといいなと思います。
