私の夢は「広報家」になること。決して、有名になる、偉くなるという意味ではありません…。私は病院の広報担当として働いています。病院は、様々な専門家集団の集まりです。医師や看護師以外にも、患者さんの相談を受けるソーシャルワーカー、検査技師、放射線技師…。事務というセクションの中でも、医療費の算定を行う職員、物品管理や施設管理を行う職員など、それぞれが自分の持つフィールドの「専門家」としてプライドを持ち患者さんと向き合っている姿を、様々な取材を通して感じています。これらの様々な専門家が集まる“病院”という組織では「たとえ広報“課”として存在する自分も、広報“家”であるべき」と以前から考えていました。そんな中3月上旬、広報課に突如、組織再編の話が舞い込んできました。最初に上司から言われた言葉は「来年、広報課がなくなる」ということ。とくに今年は様々なプロジェクトを通して、チームで広報業務に取り組めた年となりチームワークも上がり、それぞれがモチベーション高く業務に取り組んできていたため“衝撃”の一言でした。御社の皆様をはじめ、多くの方に共感いただいた「プレスリリースアワード2022」も、チームで取り組んだ結果の一つであり、受賞を通してそれぞれが広報業務の大切さを再認識させられていました。そんな中での組織再編。組織である以上仕方ないことは承知していますが、スタッフも突然の知らせに、驚きや落胆、組織に対する疑問を抱え、モチベーションも下がっていましたが、話し合いをしていく中で「課はなくなっても、広報の仕事を進めていくことは変わらない」と、自分達に言い聞かせ、次年度も広報の仕事にプライドを持って進めていこうと、気持ちを新たにしていたところでした。自身が考えている「広報家になる」という目標は、とても壮大な夢で、病院広報しか知らない自分が公に発信することは、とても恥ずかしいと思っておりましたが、「たとえ部署の名前が変わっても、広報業務を担当する以上、院内では広報の専門家としてあるべきだ」と再度自身に言い聞かせ、組織が変わる今こそ、夢として発表すべきタイミングなのではと思い、応募させていただきました。
とにかく現場スタッフの元へ顔を出して自分達の存在を覚えてもらい、関係性を構築していくことです。たとえ初めての相手でも、その方の業務に歩み寄り、共感し、うまく発信していくことができれば、きっと敵だとは思われません笑。相手との関係性が構築できれば、広報課が発信する記事やコンテンツに今後も興味を持って見てくれるようになります。組織再編にともない広報課がなくなってしまう4月以降こそ、この活動をさらに加速させていかないといけないなと考えているのところです。