小学生の頃、実験にハマって以来ずっと科学が好きで、研究者になるのが最初の夢でした。高校生になってから音楽をやるようになり、16歳の時に初めてオリジナル曲を制作、ミュージシャンにも憧れるようになりました。
その後、21歳の頃に、科学のことをテーマに曲を作ったら面白いのでは?と思いYoutubeにサイエンス・ミュージックと題してオリジナル曲をアップするようになりました。
一方、大学在学中に山梨県の主催する勉強会で二酸化炭素を出さない「水素エネルギー」ついて学び、環境問題やエネルギー問題についても関心を持つようになりました。
そこである時、音楽をつくるのには電気が必要だけれど、その電気を作る過程で二酸化炭素が生まれ、その二酸化炭素が地球温暖化を悪化させる可能性があるという事実に気づき、なんとか解決したいと思うようになりました。これがこの夢をもつに至った経緯です。
再生可能エネルギー由来の水素を使用すれば二酸化炭素を全く出さない、環境にやさしい音楽ライブが実現できます。そして、その技術を日本は持っており、いつか必ず実現できると信じています。
私の大好きな科学の力で、環境にやさしい新しい音楽ライブを実現する。そして、その時生まれるこれまでにない感動をたくさんの人と共有したい。
それが私の夢です。
2023年度、山梨県の事業で水素エネルギーを利用した小型スピーカーを制作させていただくことができました。
2023年3月には、その水素スピーカーを利用した水素路上ライブ「MIZUNONE STREET LIVE」を実施し山梨県初の二酸化炭素ゼロのライブを実現することができました。
今後もMIZUNONE(水素エネルギーを使ったライブ)を継続して運営するとともに、水素燃料電池自動車などを利用してだんだんとライブの規模を大きくしていき、いつか1万人規模のライブが実現できたらと思います。