一人息子の子どもを抱くこと
それまで元気で生き続けること
みなさまの夢がどうか叶いますように
岩手県
二十代、三十代、四十代前半は、うつ状態になることが多く、死にたいと思わない日はないほどでした。
三十代後半で息子と二人で実家に戻りまもなくのこと。長い間、友人として支えてくれた人と、将来の約束をする仲に。
しかし数ヶ月で破局…
東日本大震災の発災の翌々年のことでした。
せめて一緒に(陸前高田市の)一本松を見に行けば良かったね…
阪神淡路大震災を経験した彼の言葉が忘れられず、東日本大震災のことをたくさん調べました。
ようやく一本松を訪れたのは、2013年3月11日。震災から丸三年が過ぎた日でした。
ただただ泣くことしかできず、無力な自分を痛感しました。
同時に、復興支援を行っているNPOの活動に参加するようになり、いろんなことがありながらも丸九年。
いつしか死にたくないと思うことも、ほとんどなくなり、
先日、孫を抱くまで生きたいなと、自然と心に浮かびました。
その日から、私の夢でもあり、目標となりました。
加齢とともに、血圧やコレステロールやあれやこれや…
薬も飲むようになり、健康に不安しかなく…
思い切って、数年ぶりに、マラソン大会にエントリーをしました。
10キロ。
今まで一度も完走したことはなく、
体重も過去最高値を維持し、血圧の薬も飲んでいる。
それでもまた、走りたいと思えたのは、息子がいてくれたから。
自分の好きなことばかりやって、放ったらかしにしてしまっているけど、いつか息子の孫を抱けるよう、少しでも長生きできるよう、走り続けたいと思っています。
まずは歩くことからはじめたいなと。