3.11から復活したピアノローラちゃんを奏でる震災遺構にし震災伝承館を作りたい
あの日を奏でるピアノローラちゃん&櫻井由美
インスタグラム @rorachan.311
宮城県
私の実家は宮城県七ヶ浜町で、東日本大震災の津波に流されましたが、2階にあったピアノは支援に来ていたシンガーソングライター・メティス氏の提案により多くの方々のご協力で奇跡的に復活し、再び音を奏でる事が出来るようになりました。
私はこのピアノ「ローラちゃん」を多くの方に弾いて頂き聴いて頂き、残った傷を実際に見て頂きたいと思い、ピアノと共に様々な形で震災を伝える活動を行っています。
震災後から町や建造物の復興が急ピッチで進められて来ましたが、2021年震災後10年を期に、震災関連行事は縮小されたり廃止されたり、メディアにも取り上げられることが少なくなり、現地に住む者としては忘れ去られつつあるのでは…と危機感を覚えます。
建造物の復興は終わったのかもしれませんが、心の復興はこれからが大事なのではと思います。
私はこの「ローラちゃんピアノ」を『奏でる震災遺構』として『音色の震災伝承館』を作り、七ヶ浜町を知って頂くきっかけ、お越し頂くきっかけとして、幼い頃から育った町の役に立ちたいと考えています。
2017年から「ローラちゃんピアノ」を中心とした『ローラちゃん音楽祭』を開催。
2020年第3回を前にコロナ禍に突入、と同時に開催継続のためのクラウドファンディングに挑戦し目標達成。
三度の延期を経て、2022年秋に第3回音楽祭を開催、今後も開催継続予定。
2021年からは、仙台空港での「復興空港ピアノ」としての設置や、NHK BSで日本初の「空港ピアノ」としての放送、2023年多賀城図書館とのコラボイベント等での設置など、このピアノの存在を知ってもらい震災を伝える為に各方面とも積極的に協力しています。
ピアノは2011〜2021年まで七ヶ浜町生涯学習センターに置かせて頂いてましたが、震災後10年を期に引取り要請を受け、町内の事務所兼レッスン室に置くことになりました。
しかし、当初シェア予定だった友人のアロママッサージはコロナ禍により開業出来ず、現在は家賃が大きな負担となっているため、ローラちゃんピアノとの活動をご支援ご協力して下さる方々を募集中です。
