April Dream No.025
家族の形に多様化を!血の繋がりではなく、人の繋がりで家族になれる場を作りたい!
私は精神保健福祉士です。東京都内の精神科医療機関に24年勤務し、独立して現在はオンラインを中心に家族相談の事業を展開しています。精神科医療機関に勤務する中で出会った方たちに、家族に課題を抱えている方が多くいました。直系だから、家族だから外からは見えない、入れない存在。児童虐待、ヤングケアラー、自殺、高齢者虐待など家族の中で起こる悲劇は繰り返されます。必ずしも直系家族で暮らすことが最善ではないのです。孤独が引き起こす問題も深刻です。一緒に暮らすではなく、近くで暮らし支え合う。年齢や性別や、事情や背景を気にせずに隣近所で暮らす。人は何度でもやり直せる。それにはやり直せると思える場と支えてくれる見守ってくれる人が必要です。国立療養所多摩全生園が差別と偏見の場であった事実を忘れずに、あえてその場でその地で新しい関係を作るということ。次の世代にバトンを渡すためにも、再生の場、地にしたい。
