April Dream No.028

国内外問わず、子どもたちが自由に学ぶ為の奨学金制度をつくりたい。

この夢に出会ったきっかけは、ルワンダ共和国で出会った1人の女の子でした。彼女は当時18歳で、中学を中退、高校には行けず、家族を養うためにシングルマザーだと嘘をついてまでシングルマザーしか働くことのできない日本食レストランに応募して働いていました。彼女と話している時、夢の話になりました。「あなたは何になりたい?」と聞かれ、私はまだ決まってないと答えました。そして彼女に同じ問いをすると「私は勉強がしたい。勉強をして日本に行きたい。いい仕事につきたい、家族のために。」と言っていました。私は衝撃を受けました。ドキュメンタリー番組などで発展途上国で生きる子どもたちが言っている場面を何度か目にしてきましたが、まさか自分が生声でこの言葉を聞くとは思いもしませんでした。この言葉を聞いた時、教育を受けたい子どもたちに奨学金制度を作ろうと決意しました。私も実際、奨学金制度がなければ大学に行けず、留学にも行けませんでした。私は学ぶ機会を親や社会から与えてもらったからこそ今の自分があり、彼女に出会い、夢を見つけることができました。発展途上国だからではなく、日本にいる子どもたちにももちろん、教育を受けてほしい。これからの子どもたちには自分の学びたいことにお金のことなど考えずに一生懸命になってほしい。そのような想いが私の夢にはこもっています。