April Dream No.037
誰かの心に刻まれる言葉を発する
昨年がん検診ではじめて要精密検査となり、検査結果を待つ間、私は「このまま跡形もなくこの世から消えてしまうのか」という不安を感じました。結果は経過観察でしたが、人生を意識するきっかけになりました。そこで、自身がいくつもの言葉にはげまされながら生きてきたことを思い、私も誰かの心に刻まれる言葉を発することで、自分が生きたことを誰かの何かにつないでいくことができるのではないかと考えるようになりました。日常で接する人への言葉を大切にすることに加え、現在は「自分の言葉を書いて伝える」小説の執筆や「台詞を自分の口から発する」映像作品への出演に挑戦しています。
