April Dream No.074

一人ひとりのキャリアをデザインし、皆が主役となる多様な社会の実現を目指します。

人口減少による高齢化社会、テクノロジー技術の進歩、グローバル化など、私たちを取り巻く環境も大きく変化し、社会全体に新しい価値観が根付き始めています。「人生100年時代」の世の中こそ人的資本や情報化資産などの無形資産への投資が必要なのですが、日本はいつものようにテクノロジーや製造に力を入れ、100年時代を生きる「人」への支援や投資は後回しです。 私はアーティストとしてエンターテイメント業界に入り、紆余曲折しながら教育の道に進みました。エンタメ・芸能業界と教育産業の両方に属して感じたことは、両産業界とも人的資産という考え方が欠けている点でした。厳しい言い方をすると、そこで働く人々のやりがいに甘える「やりがい搾取」が強い世界です。エンタメ業界は人と人が手を取りあって作品やコンテンツを生み出す産業であるにもかかわらず、いまだ人への教育と支援が手薄で人の入れ替わりが激しいです。教育機関もキャリア教育の重要性が増す中で、それらを全て現場に丸投げし、先生たちの仕事を増やし現場を疲弊させています。私はこの両業界の「人材」を「人財」に変えるため、好きな仕事を続けられる環境と時代にあった価値観を業界に根付かせたいと思い、キャリアデザインの会社を立ち上げました。閉鎖的な業界の人材への価値観を変えられれば、社会全体の価値観も変わり、100年時代を生きる人々へ希望を与えていけると信じています。