April Dream No.076
地球最高の説得力を持った宇宙飛行士
9歳の頃、クラスに馴染めずほとんどの時間を保健室で過ごしていました。本当に孤独だった私の心を奪ったのは、図鑑で目にした宇宙飛行士という職業。誰も行ったことのない場所へ命懸けで挑戦する宇宙飛行士は、本当にかっこよく見えました。しかし選抜試験の応募条件は「理系の大学を卒業して3年働くこと」。小学校くらいは卒業しなきゃまずいと、勇気を出してクラスに戻りました。それからは、宇宙飛行士になるために全てを捧げてきました。社会人となり、「3年働く」に選んだ職業はパイロット。航空会社のパイロット訓練生として訓練をしていました。しかし新型コロナウイルスに感染。軽症だったものの体調不良が続き、後遺症と診断され退職。現在療養生活を送っています。今の肩書きは、「25歳 無職 宇宙飛行士志望」です。それでも全く諦める気はありません。人間はみな、自分なりの考えや感覚を他の人に伝えてみたい生き物だと思います。私の場合は音楽などのアートや工業製品を通してではなく、最高の説得力を付与した言葉を発することで、自分自身の思いを他人に伝えたいと思っています。最高の説得力は問いとの戦いから生まれます。例えば私は大学時代にミャンマーで働いていたのですが、それは「何兆円もかけて宇宙を目指す意義ってあるの?」という問いと戦いたいと思ったからです。不登校でも宇宙に行けるのか?コロナになって退職しても宇宙飛行士になれるのか?・・・そんな問いを立て、戦うことで子供時代の保健室ぐらしも、コロナ後遺症での退職も、全てが私の説得力となっていくでしょう。宇宙飛行士という職業が存在するこの時代にたまたま生まれ、心から惚れてしまいました。宇宙飛行士とは私にとって、自分だけの考えや感覚を最大限伝えられる、つまり最大の説得力を乗せることができる存在なのです。宇宙飛行士という職業に出会ったあのときの、全てを飲み込む孤独感がひっくり返るような希望を、自分のようにクラスに馴染めず苦しむ子供たちや、自分の人生はもうダメかもしれないと悩む大人たちに最大限の説得力とともに届けるべく、何があっても進む覚悟です。
https://youtu.be/xQgaxPo-9BQ
https://youtu.be/xQgaxPo-9BQ
