私は現在ポジティブな性格ですが、元々は自分に自信が無かった少年でした。それには大きく家庭環境が影響していました。幼少期はフィリピンのスラム街で生活し、小学生の時に日本に戻ると今度は中学から父親から手が出る様になりました。それは行き過ぎた愛の鞭であることは知っていましたが、自信がなかった自分に取って苦しいものでした。大学受験を控えた高校3年の時には特に最悪な状況でとても辛かったですが、そんな時いつも助けてくれたのが柴又の街でした。学校からの帰り道は真っ直ぐ家に帰らずに夜ひっそりとした柴又帝釈天の参道をゆっくり歩き、そのあと近くの土手で寝っ転がったりしてました。時には男のくせに泣くことも。柴又の街のおかげでなんとか持ちこたえた私は大学生になると少しずつ自信を持ち始め、今では父親との関係も少し良くなりました。今は歴史を学ぶ大学院生ですが、将来は地域活性化に携われるような仕事に就きたいと思っています。そして力を身につけ最終的には地元の葛飾柴又に恩返ししたいです！