「自立したい」という気持ちに寄り添う人になる。

夢の理由

この3月末に19年続けた教員を退職し、福祉業界へ転職します。その会社は、「障害をもつ人の可能性を広げるカレッジ」です。大学全入時代に近づく現代。しかし、知的障害や発達障害をもつ子どもたちの未来は明るいとは言えません。高校を卒業した後、そのような子どもたちの行き先は限られています。そんな子どもたちに新しい選択肢として「進学」して、「自分の力で生きる」可能性を作りたい。そんな企業と出会い、今までのキャリアを捨てて、頑張っていくことに決めました。大学院まで臨床教育学を学び、迷いながらも教員に進みました。しかし、どこかでずっと「学校でも手を差し伸べられない子どもたちを支えたい」と思い続けました。そんなある日、新しい理想の道に出会いました。障害のある人は、一生だれかに助けてもらわないと生きていけないのでしょうか。彼らには誰もが願う「自分らしく生きたい」という思いを持つことは許されないのでしょうか。自分で稼ぎ、自分で生活することは本当にできないのでしょうか。その思いを大切に、４月から新しい道で、今までの夢を叶えていきたいと思います。