Dream Database
草木染糸で編む作品と毛筆の手紙を100人に届けたい
船橋春香
夢の理由
昨年2023年にもApril Dreamに【私が忘れる記憶を「あおもり藍の編み物」に込めて誰かに覚えていて欲しい】という夢を応募しました。私は2024年2月25日現在、30歳です。うつ病とストレス性健忘があり、いまだ療養中です。12歳頃から28歳頃の記憶がなく(ストレス性健忘)、現在も度々健忘症状が起こり「今生きている30歳の自分」の記憶も曖昧になる時もあります。だから、昨年は「私が忘れてしまうかもしれないから、誰かに私を覚えていてほしい」という夢を持っていました。April Dreamに応募して、私は「編み物作家はる」として、かぎ針で作品を編み全国の人へお届けしてきました。そして、私を支えてくれた人たちに、青森の草木染め作家さんの糸で編んだかぎ針編みコースターに、私が筆と墨でしたためたお手紙を添えて贈りました。私は小学4年生から書道を習っていました。家族の話によると、大学生くらいまで続けて、書道教室を開けるまでの有段位を持っているそうです。墨の香りが好きです。筆を持ち、真っ白な紙に墨を落とす緊張感が好きです。ひと編みひと編みを繰り返す編み物のように、ひと文字ひと文字贈る相手を想いながら文をしたためるのが好きです。受け取ってくださった私の恩人たちは、とても喜んでくれました。病気があっても、人を喜ばせることができる。編み物とお手紙を届けることで、もっとたくさんの人に喜んでほしい。うつ病の人、今苦しんでいる人、人との繋がりを感じられないと思っている人…1日のなかにほっと一息つけるような時間をお届けしたいです。100人。きっと今しんどい人はもっといると思います。だからもっともっと、これから先多くの人へ、届けたいです。