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高齢母たちの乙女ゴコロに
寄り添う私たちでありたい

FUKUFUKU-YA

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https://www.fukufuku-ya.com

夢の理由

弊社は80代、90代女性のためのアパレルブランドです。創業のきっかけは、施設で暮らす88歳の母親の洋服探しには困り果てた代表である私自身の経験からでした。私は、加齢による体型や体の機能の変化でこれまでの服が体に合わなくなった母のために必死に服を探しました。ところが、「シニア向け」は母が求める服とはかけ離れ、地味だったり着づらいものばかり。仕方なく「まあまあの服」を届ける日々でした。それでもは母は満面の笑顔で「ありがとう」と受け取ってくれました。ところがある日、施設のスタッフから聞かされたのです。「お母さんは、娘さんが届けた服を着ることなく、ハサミで小さく切ってしまい、分からないように新聞紙に包んでそっと捨てていますよ」
ショックでした。しかしそれは、本当はピンクや可憐な花柄の服を着たいのに、「好きじゃない、着づらい」と不満を伝えて娘を傷つけたくないという母心がなせる行動だったのです。母と娘、お互いを思いやる気持ちはあるのに希望が叶えられない切ない現実がありました。
高齢者もおしゃれを楽しみたい気持ちに変わりはありません。いえ、むしろ年を重ねたからこそ、様々なしがらみから解き放たれ、高齢母たちは自分の気持ちに素直であろうとピュアになっていきます。身体の老いに反比例するように、気持ちはどんどん乙女に戻っていて、ピンクが好き、キラキラが好きといった「乙女ゴコロ」を内に秘めながら磨きをかけ、もっとおしゃれをしたい!と願っています。ところが、「もう年なんだから」「服はいっぱいあるじゃない」と家族に言われそうで、なかなか本心を言い出せず、心情を理解されないまま我慢をし、装うことで得られる心の充足感を手放して、「終わった人」としてコミュニケーションの機会を失い社会性を喪失している、それが実態なのです。これでいいのでしょうか・・・いいえ、そんなはずはありません。 家族を支え、社会の礎を築いてきた高齢母たちが、当たり前ようにおしゃれをして「ピンク色の服が着い!」と発することができる文化が根付き、女性としての輝きを失わない、失わせない社会になってほしい――そんな願いを込めて、4月1日、FUKUFUKU-YAは高齢母の中に瑞々しく息づく乙女ゴコロに寄り添い続けることをブランドの夢として掲げます。

夢を叶えるために

主旨に賛同してくださる全国各地の高齢母を持つ、あるいは持っていた娘世代の方たちと連携し、意見交換、夢を具現化する場としてアンバサダー組織を構築したいと考えています。

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