高齢者との会話を豊かにする耳育を全国に普及する

夢の理由

日本の推定難聴者数は約1400万人にのぼり、これは東京都の人口を上回る数です。しかし、残念ながら『聞こえ』や『難聴』の仕組みについて学ぶ機会はほとんどありません。このため、多くの方が耳の遠い高齢者に対して「大声で話せば伝わる」と思い込んでしまい、さまざまな場面でコミュニケーションエラーが発生しています。特に、聞こえにくい方々が困る場所として、1位が交通機関、2位が病院、3位が職場、4位がホテル、5位が役所となっています。これまで高齢者とのコミュニケーション研修（https://clear-japan.com/mimiiku/）に参加された方々からは、「難聴がこんな風に聞こえているとは思わなかった」「耳が遠い祖母とうまくコミュニケーションを取れず、ケンカになることが多くあった。もっと理解してあげるべきだった」「補聴器をつければ必ず聞こえると勘違いしていた」「もっと早く小中学生の時に知りたかった」といった感想が多く寄せられています。このような背景を受けて、CLEAR JAPANは、全国へ耳育を普及するためのDVD教材や、音と映像を使った耳育研修プログラムを作成し、大学や企業を対象に研修を行っています。これまでに体験した方は二千人以上にのぼります。今後も、1分で体験できる難聴の映像や耳育ポスターを通じて、全国の小・中学生～大学生、そして企業や行政の皆さまを対象に、より多くの方々にこの重要なメッセージを届け、新たなサービスを生み出し、高齢者とのコミュニケーションを豊かにしていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。耳育プロジェクトhttps://clear-japan.com/mimiiku/